ADで一番大変なところを経験者10人に聞いてみた
寝れない
ADの仕事で一番大変なこと、選ぶのが難しいです。全ての作業が大変だからです。
・寝れない
・帰れない
・お風呂に入れない
・給料安い
・上下関係が厳しい などなど。
特に、寝れないのはつらいです。思考回路が止まり、体も動かなくなってきます。私は5日間ほぼ徹夜をし、そのあと2日間寝続けました。
ADでまず始めに耐えるものは睡魔だと思う。
特に薄暗い編集室での夜中の作業は地獄で、テロップを打ち込みながら頭がガクッと寝落ちは日常茶飯事だった。帰宅中でなく出勤途中、歩きながら意識が飛び電柱にぶつかったことも。スケジュールには終了時間30時なんてことも。上記は体力的な面で精神的な面ではタフでないと心がおれる。
八つ当りは普通、言葉の暴力いわゆるパワハラ当たり前。今は変わってきてるようですが数年前まではよくあることで耐えられないやつは辞める。そんな環境でした。
それでも自分のように好きで続けた人や天職だと言える人など、長く続く人もそれなりにいます。
ADの仕事で一番大変なことは、わがままな芸能人が気分良く出演できるようにきちんと準備をすることです。昔やしきたかじんが生放送中に味の素がないと切れて帰ったのは有名な話です。
雑用の仕事が忙しくて、眠ることができないことだと思います。ADの仕事と言えば徹夜は当たり前。それが何日も続くことが珍しくありません。家に帰って眠りたいと思っても、次から次へと雑用を頼まれて帰ることができません。ひと月に一回帰れるかどうか、というようなお仕事です。体を壊さないためにも眠るべきなんですが、それがままならないという、本当にきつい仕事です。
心身ともに酷使するところです。ディレクター、プロデューサー、演者などへの気づかいをしつつも、その人達が働いていない間も仕事をしなければならないことが多いため心身共にくたくたになります。
外ロケの準備
ADの仕事でいちばん大変なのは、生放送で外ロケに行くときの準備です。理由は、局を離れるだけで準備やトラブル対応が何倍も大変になるからです。
たとえば週末におすすめのフルーツ園を中継するとなると、大抵の場合始発も出ていないような真夜中に家を出て、タクシーでテレビ局に集合し、そこからまた1時間以上タクシーに乗って郊外のロケ地に向かいます。万が一局に忘れ物をしてしまっても取りに戻る時間はありませんし、中継先の方は完全な素人さんなので、進行を覚えてもらうだけでも大変です。
さらに天候は当日急変することもあるので代替企画も考えておかなくてはいけません。チームの人手が足りないと10分程度の中継の準備に丸1日かかることもあり、本当につらいです。
関係者全員のケア
ADのお仕事で一番大変なことは、手掛けている仕事が円滑にすすむように、その案件に関わる全ての方のケアを包括的にしないといけないことです。
例えばクライアントさんから指示が出たことを出演者が気持ちよく受け入れられるようにうまく調整したり、ご機嫌を取るのもADです。またイベントなどですと、出演者以外に自分の下で働いてくれるアルバイトのスタッフさん達がさぼることなく働いて、気持ちよく休憩できるようにケアする必要があるのです。
更に自分の上司であるディレクターの指示も同時進行で実行せねばなりません。
当然これらの仕事をすると、自分の休憩時間が殆ど取れなかったりすることもざらです。なので常に360度どこからも仕事を見張られている気持ちにもなってひどく疲れてしまい、労働時間の終了とともに気持ちの糸が切れて泥のように眠り込んでしまうということもありますよ。
ディレクターの制作スタイルに合わせること
制作スタイルがディレクターにより異なり、それぞれのスタイルに合わせなければならないのがたいへんでした。