その仕事で一番大変なところ

本サイトにはプロモーションが含まれています

臨床検査技師で一番大変なところを経験者10人に聞いてみた

モチベーション維持


まず、臨床検査技師という職業を知らない人が多いので聞かれる度に説明しなければならないことが地味に大変です。

 

医学の進歩によって最新機器や最新検査が日に日に導入されるので、常に新しい知識や技術を学ぶ必要があります。このような理由から資格を取るまではもちろんですがその後にずっと続く実践的な勉強の方が本当の勝負であり日々の努力は欠かせません。

 

日々の努力に関してはどの職業でも同じだと思うのですが、臨床検査技師で一番大変なのは、いわゆる検査結果を出すことが仕事なので患者様の役に立っているという実感がいまいち掴みづらいところだと思います。医師や看護師のように患者様と直接触れ合うことが少なく、取ったデータには口出しをせず黙って提出するといういわば陰の医療補助の立場なので、自分がチームの一員であるという誇りを持てるまでの意識構築が最も大変だと思います。

 

経験を積んでいけば少しずつ自信と誇りを持てるようになるのですが、新人の頃は医療に詳しくない人に臨床検査技師というものを毎回説明するのが苦痛でしたし、放射線技師や理学療法士等と勘違いされやすいというところにも寂しく感じていました。

 

しかし、人からどのように思われようと自分をしっかりと持つことが大事であり、そんなことを思う暇もないくらい日々の勉強を重ねて努力してきたので今ではもう気になりません。

 


知名度の高い職業である医師や看護師に比べ一般的にあまり知られていないのが現実です。たまに患者さんに接することの出来る職場についても看護師として話し掛けられるため、臨床検査技師であることを伝えるとなんだという反応をされます。患者さんのために頑張っていても理解のされにくい仕事です。

 

当直


病院から緊急の検査が入る場合があるので、当直があります。検査が無い場合はいいのですが、検査が入った場合、仮眠しか取れないので、体力的に辛いです。

 

夜中に顕微鏡を除いたり精密機械を扱うので、気を張っていないといけません。検査結果は人の命に関わることもあるからです。

 

以前の職場では、幽霊騒ぎがあり、当直の度に別の意味でも緊張していました。

 

注射


お客様に注射を打つ事です。医療の仕事全般そうだと思いますが、ミスは絶対許されないのでプレッシャーがすごい負担です。間違って注射で血を吹き出させてしまったことがあり、それ以来トラウマです。

 

勉強


臨床検査技師は常に医学の進歩と共に進んでいかなればいけないので、技師になってから日々勉強をしていかなくてはいけないところです。そして、検査の機械も新しく取り入れられていくので、その操作方法なども覚え、常に進化していくので大変だと思います。

 

輸血検査


臨床検査技師の仕事で一番大変なのは、輸血検査だとわたしは思います。

 

輸血検査の交差適合試験で赤血球製剤と患者の型が合わなければ輸血できませんが、検査にかなり神経を使わないと弱い反応を見過ごしかねず、集中してやらなければいけない検査だからです。

 

生理検査


生理検査は男性は敬遠される事が一番大変。

 

生理検査は時には胸を出して頂く事もあり、女性からすると男性が心電図やエコーを撮られるに抵抗を感じる方も少なくない為です。

 

若い救急で運ばれた患者さんの心電図を撮ったあと服をばっと戻されにらまれたりした事があります。