医療事務で一番大変なところを経験者に聞いてみた
レセプト業務
医療事務で一番大変なのはレセプト業務だと思います。大きい医療機関ではレセプト担当のスタッフがいるので、そこまで大変ではないかもしれません。しかしクリニックや個人病院などは大体通常の業務をしながら、並行してレセプト業務しないといけません。通常の業務だけでも、電話応対や受付、会計業務と医療事務は大変なのに、それに加えて神経をすり減らすレセプト業務が追加されるのは本当に大変です。月の途中で保険証が変わったのに教えてくれない人の対応、役場や保険者への確認、検査や投薬内容と病名の擦り合わせ、返戻されたレセプト確認など、細々としたことがたくさんあります。通常の業務が全て終わってから、レセプト業務をする医療機関も多くあるようですが、通常業務でヘトヘトになった状態でやるので、心身共に疲労感がすごいです。レセプト期間は毎日22?23時まで残業している所もあります。限られた人数と時間でやらければいけないことが多いので、レセプト業務は大変だと思います。
1番大変なことは、レセプト業務です。診療報酬点数、算定要件が複雑で覚えるのが大変です。レセプト支援ソフトが導入されている病院がほとんどですが、算定要件や解釈は覚えないと仕事にならないため毎日勉強が必要です。やっと覚えた頃には医療制度などの改正があり、診療点数や計算方法が変更されるため、ほんとに大変です。改正の度に分厚い本をほぼ強制的に買わされて、自宅で読んでくることになります。また、患者さんは基本的に病気で心身ともに体調を崩してイライラしている人が多いため、窓口で「早くしろ。いつまで待たせるんだ!」と怒鳴られることも度々あります。いかつい感じの人や刺青だらけの人も来るので怖い思いをすることもあります。その他、交通事故で手足がもげて血だらけの患者さんが救急で運ばれて来たり、インフルエンザやコロナウイルスの感染が疑われる人がマスクもせずに窓口でせきを撒き散らしてくることもあるので、感染リスクが高く、気をつけていても実際体調を崩しやすいです。大変なことが多い職業です。
私が勤めているのは先生一人の個人経営クリニックです。受付での患者さんの対応、カルテの作成、カルテの入力、お会計が主な仕事です。時々レセプトの修正も行います。
一番大変なのはレセプトの修正です。先生が途中で入力を変えていたり入力ミスは提出する前に気づいて直せればいいですが、患者さんの保険証の不備などで返戻になるときもあります。日中の患者対応の仕事に加え、期間が決まっているレセプトの処理は大変で、毎月1〜10日までは通常勤務が終わってからも残業が2時間ほどあり、バタバタ忙しいです。
また患者さんの対応も大変で、クレームやお会計の未払い、保険証の不備や保険未加入等日々色々なトラブルがあります。お金の管理もしなくてはいけないので、一日2回、会計があっているかどうかの集計チェックも行います。
残業代は頂いていますが、基本的にお給料は安いです。その職場によって仕事の幅は様々ですが、就職先を探す際にはレセプト業務はしなくていい所をオススメします。
医療事務の仕事はやっぱりとても大変なお仕事だと思います。医療保険制度のしくみを知っていないとまったく話にならないし、初心者はそこから勉強しないけいけませんでした。その制度がわかったうえで、やっと点数などを覚えていく作業にはいっていくことができるのではないかと思います。保険点数なども知っておかないといけないのはもちろんなのですが、どの点数がどのタイミングで算定できるのか、算定するために必要な条件なども覚えないといけないし、本当に大変です。腰かけ的にはできないお仕事だと思いました。算定要件などは医療事務だけでは解決できないのでドクターや薬剤師さんや看護師さん、放射線技師さんなどそれぞれの専門職の人に教えてもらわないといけないし、何度も同じことを質問するのも申し訳ないのでメモし覚えていかないけいけませんでした。覚えることだらけで本当に大変です。メモをとっていても、どこにメモしたかもわからなくなったりします。自分でまとめたりしないといけないし、とにかく勉強しないといけないと思いました。
病気をもらいやすい
世の中たくさんの仕事がありますが、医療事務はけっこう大変な仕事に入ると思っています。なぜなら、まず確実に病気をもらいます。
体は強い方だと思っていましたが、内科系の病院のせいかすぐに風邪を風邪をひき、熱が出てしまっていました。そして、そもそも患者さんは風邪ひきさんばかりなので、「周りにうつすといけないから休んでね」という発想は一切ありません。多少の熱や咳、下痢程度では欠勤の対象にはなりませんでした。
そして咳や下痢が治らないまま勤務し、体が弱っているせいかすぐに次の風邪をもらってしまうのです。
一年も勤務していると体がいろいろな菌に慣れるのか、体調を崩すことは減っていきました。
体調が楽になると次は精神的にきつくなっていきます。最初はバタバタとしていたり体調不良に隠れて気にならなかったことが、仕事や環境に慣れるにつれ気になってしまうのです。
女性ばかりの世界の上、チームワークが大事な仕事なので、上下関係はもちろん同僚との相性によってはきついことも多かったです。
インフルエンや手足口病などのウイルスが蔓延している時期でも出勤しなくてはいけないので、流行っている時期は必ず菌をもらってきてしまいます。
インフルエンザの患者さんでもマスクをつけずに来院されることが多いです。
また、インフルエンザウイルスの潜伏期間にもかかわらず自己判断で来院されます。
その時は受付でインフルエンザであったことを伝えてくれないので待合室を別にしたり、座っていた場所の消毒などを行えません。
そうすると、知らずに座った患者さんや受付の事務担当者などが感染してしまいます。
手足口病のお子さんの親御さんも他の患者さんにうつさないという意識が弱く、手足口病にかかっていても自己申告してくれません。
他の患者さんにうつらないようにするためにも、対応する医療期間の者が患者さんの様子を注意深く確認して異変にいち早く気づかなければいけません。
今、世界的にコロナウイルスで感染への意識が強まっているので今後の患者さんの意識が変わってくれるといいなと思います。
手早く事務作業をしなければならない
事務という名前が付きますが、どちらかというと接客業に近いように思います。
なおかつ、事務作業はスピードが要求されるので、患者さんが来る度に対応して、電話がなれば電話対応をして、そして、患者さんのお会計と調剤薬局での提出用紙の用意をしないといけません。
患者さんは、体調の悪い人が来ている訳なので、診察が終わるとすぐにでも帰りたいと思っている人ばかりです。
そんな風に、帰りたいという雰囲気をプンプン出している患者さんを待たせていると、どんどんとイライラしてくることがわかります。
ですが、診察が終わってから、診察内容に応じて診療の点数が計算されるので、パソコンへの入力作業のために時間は必要になります。
どれだけ早く、そして正確にパソコン処理、書類の作成ができるかがとても重要になります。
このように、テキパキとした仕事を少ないときには一人で全てしないといけないので、何を一番にするかという優先順位を付けながら作業をすることが大変になります。
他部門との連携
医療事務の仕事で大変なことは他部門との連携です。
病院では医師、看護師、薬剤師など、様々な部署と関わりを持ちます。医事課以外は国家資格を持ち、専門的な知識を有しているため、他部門からは資格がないと見下されてしまうこともあります。2年に1度ある診療報酬改訂では、改訂点を把握し、他部門と情報共有し、診療報酬に基づいたカルテ記載や文書など、他部門に要望を出しても、なかなか聞いてもらえないこともあります。いかに診療報酬を理解して、厚生労働省の求める記載をしてもらうかが、1番大変でした。看護師比率や重症度など、施設基準を満たしているか、日々確認をし、看護部と連携していくことも大変でした。また、医療事務は診療報酬(レセプト)を作成し、各保険者に請求します。それが病院の収入源です。毎月10日までにレセプトを提出しなければいけないため、ゴールデンウィークやお正月など、休日出勤しなければならず、長期休みがなかなか取れません。毎月、月初めは21時〜22時くらいまで残業でした。他部門との連携や残業の他に、窓口での患者さんへの対応、診断書や委員会の議事録作成など、様々な仕事があり、忙しい毎日でした。やりがいもありますが、気苦労が多く大変な職業です。
クレーム処理
大変なことは、何点かありますが、一番は患者のクレームです
ご理解いただける方はいいですが、ご理解のない方や先生に直接言えないかたは全て窓口(事務)に言ってきます
ここ最近では、電話でしたが医療控除の申請のために今年度ここの病院でかかった費用の合計を教えて欲しいと言われました
先生にも確認し、そういった対応はできませんと伝えましたが、なんで?別にいいやろ?頭おかしいんちゃうか?など、暴言を吐かれました
あまりにもしつこく言われたので、それは自己責任ですのでこちらからはお伝えできません
もしどうしてもとおっしゃるなら、事務からは伝えられないので直接先生に交渉してくださいと言うと、あほかぼけ
なめんなよなどの暴言をはき電話きるといった悪質電話をうけました
そういった暴言等のクレームが本当にこの業界は嫌ですね
それ以外でしたら、2年に一度改正されるので、医療点数がかわったりするのは覚え直しや調べることの大変さはありますが、勉強は自分の努力ですが、
他人からの暴言はほんとなんなの?って思ってしまいますね