その仕事で一番大変なところ

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保育士で一番大変なところを経験者に聞いてみた

保護者対応


保育士の仕事で一番大変なことは、保護者対応です。子どもの保育が主な仕事ですが、保護者対応や保護者支援も仕事の一つです。

 

なぜ大変かというと、子どもの保育よりも時間がかかり信頼関係を築くのにも大変だからです。家庭と保育園との連携が大切と言われる中で、保護者の自尊心を傷つけることなく対応しなければならないのが、とても大変で心身ともにストレスを感じるからです。

 

例えば、モンスターペアレントと呼ばれる保護者が増えてきました。自分の子どものことなのに、躾や日々の基本的生活習慣は保育園に任せるということも多く、家庭と保育園との共通理解がなかなか難しいです。

 

また、保護者自体がグレーな方も多く、同じことを何度も訪ねてきたり、保育士に暴言を浴びせたりと言ったことが実際あります。自分の対応が間違っていたのではないかと不安にもなりますし、保育士としてのプライドや人格否定もされてとても傷つけられます。

 

子どもと遊んでいれば良い仕事と見られがちですが、実際は雑務や保護者対応に過酷な毎日です。

 


保育士は子ども相手の仕事なので、常に気を張っている状態です。

 

精神、体力共に消耗し、大変な仕事だと思います。子どもの保育だけで無く、会議や事務作業、又、保育園はイベントも多い為、その準備など激務だと思います。

 

その中でも私が一番大変だと思うのは、『保護者との関わり』です。

 

皆さん我が子が一番可愛いのは、同じだと思うのです。それ故に、『?をして欲しい。』との要望が多い様に感じます。

 

大切なお子さんをお預かりしているので、出来れば保護者の要望を叶えてあげたいですし、子どもが喜ぶなら要望を聞いてあげたいのです。しかし、保育園は団体行動です。園児一人に対し保育士一人が付きっきりな訳では無い為、一人の子どもの要望を叶える為だけに、特別扱いは出来ません。

 

ある保護者は、『服が汚れるから砂場遊びはさせないで下さい。』又、ある保護者は、『砂場遊びを増やし、創造性を育てて下さい。』と、言います。

 

要望を聞かないと、『この前も言いましたが。』と、不機嫌に言われる事もありました。メンタルが持たず、精神的に参ってしまった時期もありました。

 

保育士も人間です。申し訳ないのですが、保護者一人一人の要望を全て叶えるには体が足りませんし、本当に疲れ切ってしまい、大変な仕事だと思います。

 


子供と接する事はもちろん最重要なのですが、子供さん達のお母様との関わりもなかなか大変なのです。普段、子供さんを通して接する(日々の様子を連絡し合ったり等)お母様達とは違う面が段々出てくる方もいらっしゃいます。

 

保育士以上の関係を強要されてくる方・・一緒にアーティストのライブ行きましょう、チケットとったから。と、友達になろうとする方がいたり、販売の仕事をされている方から化粧品を定期的に購入するはめになったり。

 

断ればいい、それは正解なんですが、女性って、一度ご機嫌を損ねたら大変なんです。こちらは年下ですから、先方も上から接して来られます。
丁寧に、特別なお付き合いはご遠慮する旨を伝えたら、半年以上無視された事もありました。お母様が連絡に応じて下さらないので、仕事にならず、大変でした。お父様に連絡、というのも不自然で。半年後、「かわいそうだから許してあげる」と言われて、力が抜けた経験があります。

 

子供さんの為ならいくらでも力になりますが、お母様のお友達役ではないので・・そういった方が何人かいらっしゃいました。本当に、困りました。

 

仕事量が多い


私は保育の仕事を始めて4年が経ちます。今年で5年目です。最初は憧れがあり保育士になりたいという思いがありました。ですが保育の仕事をしてみると思った以上に過酷です。

 

8時間労働でも忙しい時は休憩5分だったり次の日早番でも前の日に残業をしなければいけない。とても過酷な仕事でした。

 

自分が好きで始めた仕事。子どももみんなかわいくて保護者さんからも今日はありがとうと言っていただけるだけで疲れも飛びます。それがどんなに幸せなことか。

 

4、5人の子どもを一人で見なければいけない。それは命を預かってると一緒で、責任も大きいなか1年目時は泣いてばかりストレスの溜まる日々でした。2年目、3年目になれば後輩ができ教える側になり後輩にはあまり辛さをあじわせたくなかったので出来る限りの事は一緒に手伝って協力しながら仕事しました。

 

子どもの面倒をみる。子どもの命を預かるってとても大変なことです。覚悟をもってする仕事なのでそれが1番大変だと思います。

 


保育士の仕事で一番大変なことは、持ち帰りの仕事が多いことです。

 

保育士は子どもたちと遊ぶ仕事というイメージが強いかもしれませんが、子どもたちが降園した後にやらなければいけない仕事もたくさんあります。その中でも、クラスの壁面や制作活動の準備などは、基本的に家に持ち帰ってやることが多いです。

 

家に持ち帰ってやっているのでもちろん残業代は出ません。家に帰ってからも、家事や育児などやらなければならないことはたくさんあるので、子どもを寝かしつけて全ての家事を終わらせた後からやっと持ち帰りの仕事をすることになり、寝る時間が遅くなってしまうことが辛いです。

 

クラスの壁面は1ヶ月に1回、製作活動は月に1?2回行うことが多いので、常に家でも仕事をしなければなりません。

 

保育士の給料は他の職業よりも安いと言われていますが、その上残業代が出ない持ち帰りの仕事が多いということで、仕事の量が割に合わないのではないかと思ってしまいます。

 

気持ちのコントロール


私が1番大変だと思っていることは、「自分自身の気持ちのコントロール」です。

 

私はもともと感情の起伏が激しい方なのかもしれません。個人の特性なのか、女性だから周期によるのかもわかりませんが、回りにとっても子どもたちにとっても、「申し訳ないな」と思ってしまうこともあります。感情を出してしまったあとになって、「また、やっちゃった…」とか「今のはどうみられたかな」とか反省ばかりです。

 

生理前じゃなくて普通の時は、きっと普通のにこにこの先生になれていると思うけど、PMS?ということもあり、うまくコントロール出来ないのが悩みです。普段だと全く気にならなくて笑って済ませることができるような些細なことでも、イラッとしてしまったり、うまく子どもに声を返してあげられなかったりします。

 

あと、私自身が「これはよくない」と思っているところを子どもがやってしまったときに、「だめだよー」ですませられるはずが、いつもよりしつこく、言ってしまったりしてよくないなぁと思っています。

 

休めない


保育士経験25年です。一番大変なことは基本的に仕事を休めないという事です。

 

クラスを持つ以上自分が休んだら必ずクラスを保育する替わりの人が必要だからです。人手不足で替わりの人がいなくて休めなかったり替わりのはひとがいないから2クラス合同で保育をしなくてはならないこともありました。

 

どんな状況であり休むと職場に負担をかけます。お互い様とはいえそんな小さな積み重ねがある日爆発して人間関係が崩壊。職場の雰囲気は最悪でとても仕事がしにくくなったという事もありました。

 

また、入園式や卒園式運動会や発表会は何があっても休めません。私事ながら実父が他界した時も運動会が葬儀と重なり、午前中で運動会が終わるとタクシーで12時30分からの葬儀にかけつけました。子供の卒園式は同じ日なので出られず。運動会や発表会もいつも同じ日で見に行けず自分も悲しく子供にも悲しい思いをさせました。

 

子供が病気でも休めず入院した時には病院から出勤した事もありなんでこんな思いをしてまでしごをしなくてはならなあえのかなぁと思いつつ働いています。

 

人間関係


保育士の仕事で一番大変なのは人間関係です。

 

やはり女性が多い職場なので、気に入らないことがあると周りの取り巻きたちと一斉に叩いてきたり、影でコソコソ悪口を言ったり、それが面倒です。

 

いまでは男性保育士も多くはないですが、昔よりは少なくないです。居ても1つの園に一人くらい。その男性保育士とは仕事仲間という意味で仲良くなると思うのですが、先輩保育士たちからは良いようには思われません。

 

私が経験した一番めんどくさかったことは、お局保育士おばさんが、新しく入ってきた新人さんに気に食わないことがあったらしく、周りの取り巻きとグチグチ言っていた所に自分も巻き込まれそうになりました。

 

自分はその新人さんに対して何か嫌なことがあったわけではなかったので、その愚痴会に参加せず帰ったのですが、次の日から自分もお局保育士たちに悪く言われるようになったことです。

 

これは自分も体験したし、ほかの園の保育士友達も体験したことがあると聞いたことがあります。女ばかりの職場ならではというか、あるあるなのかなと思います。

 

事務仕事


今は事務仕事が大変です。

 

私の園は人数も多く、書く書類も他園と比べると多すぎる。その分、一人一人の発達、成長、とりまく環境などを細かく書いてるので後々見返した時、詳しくて良いことだとは思いますが。

 

ですが、事務仕事は勤務時間に書くことはまず無理。なぜなら保育の他にも壁面製作、掃除や会議、畑作業など膨大な仕事があるから。休憩時間なんて名ばかりの状態。

 

だからといって残業代もほとんどつかないし、自分にも子供がいるため残業も微妙。ワーキングママの為、書けるのは子供を寝かしつけてからの数時間。保育中、ただ遊んだりしているのでなく、その中で一人一人の姿もきちんと観察し、把握していないと書けないのです。

 

その為寝不足で翌日を迎える日が多いです。しかも持ち帰り仕事は書類だけではないため延々と仕事をしているような気分になります。

 

また、周りからみたら子供と遊んでるだけというイメージが強く、こんなに大変な仕事なのに分かってもらえない、夜中まで事務処理をしているのに給料が見合ってないのも仕事をしてく上でモチベーションがさがります。

 

感染症


親御さんとの関係性を築いていくことや、仕事の量の多さなど大変なことは様々ありますが、やはり1番大変だと感じるのは病気についてです。
子どもたちの感染病が流行ってしまった時がとても大変です。

 

夏頃には手足口、ヘルパンギーナなど。冬場にはインフルエンザ、感染性胃腸炎などが流行しやすいです。がそれは子どもたちに限ったことではなく、大人にも移ってしまうということです。防ぎたくても毎日のように朝から、場合によっては夜まで一緒に時間を過ごし、ごはんを食べ、一緒に遊ぶ。などします。

 

年齢によっては排泄物などの処理もしなければならないため、そのような物から出る菌をもらってしまうこともあり防ぐ事は容易くありません。

 

また、そのような病気に罹ったからと言って、休みを取れる環境にあれば良いですが、保育士が足りない今の状態ではそれも難しいものがあります。

 

この職業に限ったことではないですが、保育士の代わりは保育士しかいないため、誰かにすぐお願い出来るものではないということです。