サービス管理責任者で一番大変なところを経験者に聞いてみた
スタッフが安心して働ける職場を提供すること
スタッフが安心して働ける職場を提供すること。
介護を必要とする方、身体障碍者、精神障碍者、様々な方がいる。精神障碍者の場合は十人十色。マニュアルがあってないようなもの。
その方の特性を理解しながらできることできないことをサポートして障碍者の方が自分に自信を持ち自分は社会で必要とされている人間なんだと気づいていただけるよう日常生活をサポートするのが大事。
ヘルパーやスタッフ。サービス管理者として障碍者の方と直接、接することはあるが体がいくつあってもありないので、そこはヘルパーやスタッフが密に障碍者の方のお世話をする。
ヘルパーやスタッフもそれぞれ志をもって仕事に取り組んでいるが人間なので心身ともにつかれることもある。理事長からはもっと利用者を増やすよう、毎日の申し送り事項の時に言われる。人手不足で今受け持っている障碍者の方で手いっぱいなのが現状である。
ヘルパーやスタッフは辞めていく。新しく入っても定着せず辞めていく。教えている時間が無駄になる。
コミュニケーション
利用者様の一人ひとりの個性や状態、ご家族も含めたご要望をしっかりヒアリングして、内容を記録することだけでなく理解することが大切です。
その際難しいのが、ご本人の言葉や表現がすべてのことがらを伝えきれていると捉えてしまい、その深層まで理解できていないことからの誤解や不十分な理解につながりがちであることです。
そこから現場のスタッフへ確実にフィードバックできず、現場が動きにくくなったり、現場職員へのクレームや不信につながることで職員が疲弊してしまうことがないように細心の注意を払わなければなりません。
そのためにも常に現場を意識してスタッフからの情報収集や利用者様やご家族とのコミュニケーションを密にしておく必要があります。そして、普段からさまざまな制度についての知識や情報収集を怠らないようにすることで、スタッフやご家族からの信頼も高まり、コミュニケーションもさらに深められます。
どの職種でも同じだと思いますが、自己研鑽を怠らずスタッフや利用者様のためにできることを増やし深めることを意識し続けるプロ意識を高めることが大切ですしたいへんでもありますが、とてもやりがいのある役目だと思います。
指導
サービス管理責任者という資格自体も国家資格というわけではなく、経験年数で取るものなので、その下の職員となると基礎知識があまりない方々となります。
未経験、無知識の人に1から、時には0から教えていくことが大変です。入居者、通所者、利用者から見れば全て「職員」となるわけで、未経験だから許される、経験が浅いからできないでは済まされないことも多いし、何かあったときにフォローするのがサービス管理責任者である自分になったりします。仕方ないとはいえ、自分以外のミスをフォローし、適切に指導して教えるというのは難しいし、骨が折れる作業です。
サービス管理責任者が必要な現場は大半が福祉施設で、障害の方々の支援をする場所です。職員の大半の仕事は利用者への支援になるわけです。
ですが、サービス管理責任者となると、その支援・サービスにおける管理と責任を持つ立場となるわけで、利用者への支援に加えて、他の職員の支援力を向上させたり維持させたり、時には失敗したことのフォローをしたりになるわけです。
自分自身で利用者の支援をしつつ、他の職員の支援の仕方を観察して、支援の向上に努めることが大変だと思っています。