その仕事で一番大変なところ

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塾講師(正社員)で一番大変なところを経験者12人に聞いてみた

保護者対応


保護者との面談です。生徒の希望している進路と違う進路をこちらに要求してくる親が多いからです。

 

集団塾で指導していましたが、本人の実力ではとても手が届かなそうな学校を受験したい、是非受かるようにしてほしいと難題を押しつけてくる保護者が何人もいました。

 

勿論目標を高く持つことは大事ですが、本人のやる気がないのにも関わらず成績をあげることは難しいのです。それでも生徒の意向を無視してこちらに話してくる保護者がいて、まさに生徒との板ばさみでした。

 


塾講師の仕事でいちばん大変だと思ったことは、塾生の保護者に志望校について最もふさわしいところをきちんと知らせることでした。

 

保護者の中には子どもの学力のレベルを把握せず、とにかくいい学校に入ってほしいということで塾に通わせることもあります。しかしながら受験までの時間によっては、保護者の志望する学校に入学できるまでのレベルに上げることが難しい場合もあります。そのような場合保護者に子どもの学力の状況について説明し、最も合いそうな学校にすべきということを納得させるのは大変でした。

 

保護者によっては意地でも勉強させて子どもを志望する学校に入れてほしいと訴えることもありましたし、子どもの成績が上がらないのは塾が悪いと酷評されることもあってとても苦労していました。

 


塾講師は先生ではありませんが、往々にして生徒は学校の先生と同じような感覚で接してきます。生徒だけならともかく、ご両親の方々も稀に勘違いされていますから、驚きます。

 

何度か、不良少年の生活指導の様な事まで要求されましたが、丁重にお断りしました。塾は教養ではなく、学力を伸ばすための場所ですので、講師もそれを自覚して接しなければいけません。

 


大きな予備校でない限り、個人経営の塾だとほとんどの講師は大学生のアルバイトなので、体調不良やら何やらで急に休まれた時に社員が代打で授業を受け持たなければならない。そのため一通りどの科目でも教えられるようになっている必要がある。

 

最も大変な仕事は非常識な保護者や生徒への対応です。宿題をやってこないのに、なぜ伸びないと喚く親もいれば、授業を妨害し、怒ると、親や公的機関にチクるぞと脅してくる生徒もいます。本当に極一部の生徒ではありますが、対応は非常に重く、50人分の普通の生徒に匹敵するほどです。

 

一人一人のレベルに合わせた指導


小さな塾で学力もさまざま、ひとりひとりのレベルに合わせて教えるのがたいへんでした。

 


レベルの同じような生徒が集まるクラスを担当すれば楽ですが、そうでない場合は苦労します。

 

要するに成績の良い生徒と、そうでもない生徒が混ざったクラスです。この場合、どのレベルに合わせて指導していくのかが問題です。上に合わせれば下が付いてこず、下に合わせれば上は退屈するという状況になってしまいます。すべての生徒を満足させる授業にするのがなかなか大変です。

 

生徒がやる気になってくれない


生徒がやる気になってくれないことが大変でした。

 

小学生2年生の子供を受け持っていましたが、ポケモンの絵ばかり描いて勉強してくれませんでした。集中力もすぐ切れるので時には厳しく接しました。信頼関係を構築した後はちゃんとやる気になってくれましたが、それまでにとても時間がかかったことを覚えています。

 

また学生の成績が上がらない時も大変でした。指導方法が悪いのか色々悩むこともありました。

 


一部の子供達が勉強する気がないのか、寝ていたり、遊んでいたりすることですね。

 

当然、勉強していないので、成績も上がらずにいるのですが、それについて、親がクレームを付けてくるときがあるのです。なぜ、成績が上がらないのか。とかね。

 

勉強していない旨を伝えても、納得せずに、私の教え方が悪いとか言ってきます。もう、どうしようもありませんね。

 

成績がなかなか上がらないこと


成績がなかなか上がらないことです。

 

授業態度もよく、塾での理解はとても早いので出来る、と思っていても、なかなかテストで点が取れないと、成績が上がらないと見なされてしまう。

 

友達と遊びに行きにくい


塾講師の仕事で一番大変なことは、働く時間が普通のサラリーマンと違っているということです。

 

普通のサラリーマンですと朝9時から夜7時くらいまでが通常の勤務時間ですが、塾講師は昼2時から夜12時くらいまでが勤務時間になります。そのため普段会社帰りに友人と飲みに行くことも皆無ですし、同僚と食事や飲みに行くこともありません。

 

交遊関係がなくなり、少々孤独を感じることがありそれが精神的に大変です。

 

意向のすり合わせ


大変なことは様々ですが、生徒の志望校に対して保護者の意向、上司の意向と本人の意志それぞれの調節が難しいです。

 

上司の意向は会社の方針ですが、日々生徒と接している現場としては生徒を後押ししたい気持ちが大きくなります。

 

「説得」で貴重な授業時間を潰したり、時に詰問するような形を取らなくてはならないのが、心理的にとても辛かったです。