トリマーで一番大変なところを経験者10人に聞いてみた

トリマーで一番大変なところを経験者10人に聞いてみた

力仕事

 

毎日いろいろな犬と触れ合いながら仕事ができるトリマーは、他からみればすごくやりがいのある仕事に見えますが、実際には全然楽な仕事ではありません。体力的にも無茶な注文をしてくる飼い主様の相手など精神的にもかなり負担が大きいです。

 

もちろん、犬好きじゃなければ勤まりませんが、それだけでは続かない仕事だと思います。一番の大変な事は見た目と違ってかなり体力を使う力仕事だという事です。

 

台の上に犬を乗せる事から始まり、トリミングしやすい状態で犬をおとなしくさせなければなりません。小型の犬なら問題ありませんが、中には大型犬もいるので、それだけでも一苦労です。カットだけではなく、シャンプーのために水道付近まで移動させたりなど、立ち仕事で腰にもかなりの負担がきます。

 

噛まれたり、水仕事で手は荒れるし、トリマーの手や腕は結構、傷だらけです。

 

好きな事を仕事にしているので、文句は言えませんが実際にはつらい職業だと思います。

 

私はペットショップで働いてみて本当に好きだけではやってられないとはまさにこのことだなと思いました。

 

私は本当に犬が好きで動物が好きでこれしかないと思い職に就いたハズだったのですが、ふたを開けてみればかなり大変で、力仕事が多く腰をやってしまうこともありました。

 

やはり綺麗なキラキラした仕事に見えていたのですが、実際はどの仕事も大変なんだなと思い知らされました。

 

小さな犬小型犬であればトリミングなどでも楽なのですが大きい犬は本当に重いですし、カットするのにも一苦労。おまけに立ちっぱなし。長く続けていると腰も痛くなってきて私は半年くらい働いてから接骨院通いになりました。今でも腰痛もちです。

 

動物相手なので今でも手はアザが消えていません。なかなか給料も上がらないので身の丈に合っていないと言いますか、なかなかシビアな仕事だなと思ってしまいました。

 

本当に好きだけではできないと思います。

 

緊張感

 

犬が好きでトリマーになりましたが、外から見るのと違って色々にきつい仕事です。

 

ほぼ一日中立ちっぱなしで前屈みの姿勢も多く、大型犬も扱いますから肉体的にハードな仕事です。吠えられたり油断してかまれたりという事も日常的にあります。

 

それよりも私的には緊張感を毎日持ち続けることが精神的に一番大変に感じています。

 

自分自身が噛まれて怪我をするよりも、お客様のペットに少しでも怪我をさせたら大変です。ハサミを持ってカットしている時には細心の注意を払い集中しなければいけません。相手は動物ですし、落ち着きのない子や乱暴な子もいますから気を抜ける時がありません。予約が多い日は時間に追われるように作業していますから一日が終わると肉体的にも精神的にもぐったりです。

 

私の勤務しているサロンはトリマーが常時3人いるのですが、トリミングだけでなく合間に接客をし、予約の電話も取ります。毎日本当に忙しいです。その割にはお給料は安いですから辞めていく人も多いのが実状です。

 

犬は大好きですしトリミングの仕事も好きですからいつか独立して自分のペースで仕事がしたいです。

 

現在の日本では四世帯のうち一世帯はペットを飼っていると言われています。私の家も私が幼い頃から犬を飼っており、専門学校に通っていた頃はペットショップでアルバイトをし、プロのトリマーを目指していたこともありました。

 

そこで今回はトリマーを目指す上で良かったことや大変だったことをお話ししたいと思います。

 

私がアルバイトをしていたペットショップはトリミング室はガラス張りになっていて、お客様からもトリミングの様子がきちんと見えるようになっていました。

 

自分がお客様の立場だったら、こういうガラス張りのトリミング室があるお店ってとても安心できますよね。でも、働く側となった時には緊張感でいっぱいでした。

 

複数のスタッフでトリミングの作業に入りますが、それでもお客様からお預かりした大事なペットがトリミングテーブルから落ちないか、私がトリミングをしている間にペットが暴れだしたりしないか、初めてトリミングのサポートに入った時はそんな不安でいっぱいでした。

 

お預かりしたペットの中でも性格が大人しい子もいれば、臆病な子、やんちゃな子もいるのが当たり前で、大声で吠えられることも当たり前のようにあります。

 

回数をこなしていくとお客様から見られていることにも慣れてくるのですが、土日になればトリミングテーブルがほぼ埋まり、高さ調節機能のないトリミングテーブルでトリミングに取りかかる時もありました。

 

高さ調節は機能のないトリミングテーブルでは自身の足腰に負担がかかり、帰宅する時にはふくらはぎがパンパンになっていることもありました。

 

疲れたなぁと心の中で思っていても、お客様が「良かったねー、きれいになったねー」とペットに笑いかけている姿を見ることは、やはり私たちトリマーにとっては一番の栄養でした。

 

そういった点ではお客様から見える場所でトリミングを行うことは、自分のスキルにも繋がり、お客様の顔が一番に見られるので良いですね。

 

また、トリミングをしている最中にお客様のペットの病気に気付くことがありました。けれど私たちは医者ではないので、お客様に異変を伝えることはあっても、強く受診を勧めることもできない時があります。そういった時にどれだけお客様の心に寄り添えるか悩む時もありました。

 

動物と関わる仕事ですが、飼い主となるお客様と接することもとても重要な職務内容のひとつなので、気遣いがとても必要なお仕事です。

 

手荒れ

 

トリマーの仕事をしている人はほとんど女性ですが、正直あまり女性向けではないと思っています。なぜなら手が凄く荒れるからです。ちゃんとお手入れしないと続けられない仕事だとも言えます。

 

手が荒れる理由は当然ですが毎日何匹ものワンちゃんたちをシャンプーするからです。最近ヘアサロンでは自動で洗えるシャンプー機も流行っていますが、ワンちゃんにはこれが使えませんし、隅々まで手でしっかり洗ってほしいという飼い主さんがほとんど。だから機器に頼って楽することも出来ないんです。

 

いくら肌が強いから大丈夫だと思っている人でも、トリマーになったら荒れ出したという人もいます。

 

また、怖がりなワンちゃんや猫ちゃんに引っ掻き傷をつけられることも珍しくありません。地味に痛いのですがこればかりは飼い主を責めるわけにもいかず、出来ることと言えば少しでも早く治るようかえってケアするだけ。

 

相手が動物なだけに、ヘアサロンで働いている美容師さんより手荒れが酷いのではと思います。

 

どんな犬にも対応しないといけない

 

トリマーの仕事で一番大変なことはどんなお客さん、どんな犬にも対応しないといけないことです。

 

どうせ洗ってもらうのだから、と汚れがひどく糞をつけた犬を連れてくるお客さんがいます。服が汚れるし、匂いがきついので服に匂いが染み込んでしまいます。ブラッシングが必要な犬なのに全くしていなくて毛玉だらけの犬を連れてくるお客さんもいます。

 

ノミ、ダニの対策をしていないのに、していると嘘をついて連れてくるお客さんがいます。ノミが見つかると駆除がとても大変です。時間がかかるので、その後のお客さんをキャンセルしないといけません。

 

最初から暴れる犬もいますが、最初はおとなしくしていても突然噛み付いてくる犬がいます。お客さんの大切な犬に怪我をさせてはいけないので、常に神経を張りつめていて一秒たりとも気が抜けません。怪我をさせるくらいなら自分が噛み付かれた方が良いくらいの気持ちでトリミングしています。実際に手は生傷が絶えません。

 

相手が犬なので、予定した時間通りにいかない事が多く、昼食が食べられない事が多々あります。いつも中腰で仕事しているので肩こりと腰痛にも悩まされます。精神面に加え体力的にも大変な仕事です。

 

勤務時間が長く給料が安い

 

私がトリマーとして働いていたのは、約30年ほど前でした。

 

夫婦でネコの繁殖と販売もしていたペットショップでした。そこでは、犬と猫のトリミングもやっていまして、私は猫の世話とトリミングをしていました。

 

まず大変なのは、勤務時間が長かった事、9:00〜19:00まで、週1休みで、その時見習いだった私のお給料は¥60000で、厚生年金も社会保険も加入していませんでした。国民年金、国民健康を払って、車維持費、ガソリン代を払うともう給料がなくなってしまいました。

 

お金が足りなくて、母親から借りたり・・・の生活でした。

 

それもきつかったのですが、1番厳しかったのは、オーナー夫婦と性格が合わなかった事です。

 

ショップにいる間は奥さんと一緒だったのですが、ほとんど必要以外話しかけてくれず、それが丸1日続き、たまに顔を出すオーナーにも冷たい目で見られていました。

 

それから、お昼ご飯を食べる時、休憩時間は1時間取れる事は少なく、トリミングの合間に、犬を載せる台の上にお弁当を置いて食べるのが汚らしくて、かなり抵抗がありましたが、文句も言えませんでした。

 

その時、結婚前提の彼がいたのですが、結婚したら衛生面の問題で、トリマーは続けて欲しくないと言われました。それもありましたし、経済的にもやって行けなくて、辞めるのを決意しました。

 

オーナーに話すとなんと驚くべき言葉が・・・。

 

「今すぐ帰っていいよ」
「え・・・?」

 

今までの給料をすぐ出してきて、私は早々に帰されました。

 

今考えても屈辱的ですね。私、何か悪い事しましたか?

 

飼い主の扱い

 

『この仕事は犬を相手にする仕事じゃない』

 

つまり。犬のトリミングがメインの「作業」ですが、犬をつれてくる預けるのは「飼い主」。動物より「人間の扱い」のほうが最終的に「一番大変」ということです。

 

具合が悪いので「病院にいく前にトリミングしたい」←いや、病院へいってからにしてください

 

病気で手術、治療をしたことを黙ってトリミングに出す ←何があっても知りませんよ!

 

「あなたのせいじゃないから」←だいたい文句いいますでしょ?

 

最近はいわゆる「ハイブリッド」種といわれる純血種どうしのかけあわせで生まれた犬をトリミングに出していただけるのですが、そうなると「トイプードルならトイプードルの」「チワワならチワワの」といった、スタンダードなカットでできない犬だったりします。

 

『ご要望どおりのカットができないかもしれません』「大丈夫です、お任せします」

 

で、お迎えにきた飼い主さんの、ひとこと。

 

「…ありがとうございます」(いや、イメージと違う)

 

犬はかわいいです。大好きです。

 

 

 

技術を磨くこと

 

トリマーとして大変な事はやはり技術を磨く事です。

 

新人の頃は、やはり時間が足りなくなってしまったり、上手くできずガタガタになってしまいました。先輩に助けられて、練習を重ねて一人前になるまで時間がかかりかなり大変でした。

 

また、カットしている時にじっとしてくれないワンちゃんは大変です。もし、ハサミが当たって傷をつけたら大問題なのでかなり慎重に行います。押さえつけるのにも力がいるので、大型犬のカットなどは、カットする範囲も広いため、終わったあとはかなり疲れます。

 

また、休日などはかなり混み合ってしまいます。予約がいっぱいの時はほとんど休みがない時もあるほどでかなり疲れます。

 

ワンちゃんの中には噛むワンちゃんもいます。飼い主の方が噛むことを伝えてくれればいいのですが、伝えられないときもあるので、噛まれることも時々あります。かなり痛いし、仕事中怖くなってしまうこともありました。噛まれないよう今では気をつけますが、新人の時は時々噛まれてくじけそうになることがありました。

 

道具にかかるお金

 

トリマーをしていました。大変だな、と思うのは道具にかかるお金と、お客様からの”こうじゃなかった”クレームです。

 

まず、道具はすごく高価です。これは美容師界でも同じかと思いますが、ハサミ類は全て実費で揃えています。(一部店舗によっては支給かもしれませんが)大体のお店は自前でやっています。これがすごく高価です。ハサミもクシも一万以上するものがほとんどで、それをいくつか常に使用しています。

 

人間相手と違って犬猫は突然暴れることも多いです。口輪はさせていただくのですがそれでも後ろ足で蹴られたり急に飛ぼうとしたりします。そこで刃を落とそうものなら刃こぼれを起こすこともあります。そうしたら自分で研ぐか買い換え。ハサミはとても研ぐのに技術がいるので大体は買い換えです。実費なので結構なショックです。

 

もう一点は飼い主様がお迎えに来た際の”イメージと違う”というクレームです。カットだけならそう相違することは少ないのですが、それでももっと長くして欲しかった、短くして欲しかった、耳だけ長く、足のここら辺が短すぎ!などとても多いです。

 

あとは最近はカラーをされる方も多く、部分カラーの際は細かく場所を擦り合わせてもお迎えの際に、こうじゃなかった。。と言われることも多々。

 

人間と違うので細かいディティールを出すのは難しく、そこでクレームが出てしまうと疲れが倍増します。

 このエントリーをはてなブックマークに追加 

「お前に正社員は一生無理」

こういったパワハラを上司にされ続けた僕は、入社3か月目で転職を決意。絶対に見返してやると思いました。

現実は過酷でしたが。

  • 15社に書類送付
  • 書類選考に通ったのは4社だけ
  • 最終面接まで行ったのはわずか1社

でも、ある方法に気づいた結果、年商52億円企業の正社員として働いています。かつての僕のように傷のある経歴で苦戦している方のみご覧ください。

続きを読む