建築士で一番大変なところを経験者10人に聞いてみた

建築士で一番大変なところを経験者10人に聞いてみた

締め切り直前の追い込み

 

理想のマイホームを考える作業は楽しいものの、建築士が最も苦労する業務は、締め切り直前での追い込みです。

 

決められた期日まで要望に対応させた図面の設計を完成させる必要があり、良いアイデアを練るため徹夜を覚悟することさえ存在しています。またアイデアを得るため、いろいろな建築物を足を運んで見学するなど、仕事の合間に情報交換をするといった意欲的な活動が課されています。

 

一流の建築士の大半は自分で事務所を構えていますが、建築基準法に順守しているかという厳しいチェックが義務的に行われています。デザインはもちろんのこと、優れた安全性を提供するのが建築士の仕事であるため、不規則なライフスタイルに慣れておくことが必要です。

 

このように建築士は最後の追い込み時に忙しく、多方面から束縛される要素が大変な内容と言えます。その上継続した仕事を行うには、建築士どうしの密接な交流や不動産関連の営業マンと仲良くなることが求められます。

 

まず、国土交通省や関係する協会が定めた料率による設計監理料を、施主からきちんと受け取って仕事をしている一級建築士は、数えるほどだと思います。ほとんどは、設計料に関して恵まれない環境で業務をこなしている場合がほとんどです。

 

それでいながら物作りに関わるこの仕事では、時間を掛ければかけるほど、作ろうとしている建築物がよくなるのは自明のことです。逆に言えば、時間を掛けなければとうてい、よい仕事は出来ません。

 

しかし、先に挙げたように、設計料はなかなか正規の料率では受け取れません。少ない設計料で時間を掛ければ、それだけ赤字にもなりがちです。当然、赤字が続けば事務所はつぶれてしまうので、他の仕事を入れてなんとか自転車操業でやりくりしているのが実態でしょう。

 

別の仕事と掛け持ちになればさらに忙しくなるのもまた当然です。サービス残業というような次元ではなく、この仕事をしている限り慢性的構造的に少ないフィーを超超過勤務で補うしかない、ここが根本的な問題であり一番大変なところです。

 

建築士の仕事で一番大変なことは、「締め切りまでに」図面・デザインを完成させることです。

 

建築士は、建物をデザインするとともに、具体的に図面化するのも仕事です。建物をデザインするためには、自分のアイディアもちろんのこと、それよりもクライアントの希望や要求など様々な要素を加味しなければなりません。デザインが浮かばなければ仕事は進みませんし、図面化することも当然できません。

 

たとえデザインが浮かんでイメージ化し、クライアントへ提示しても、要求事項が変更になったりすることはざらにあります。その度に建築士はデザインのやり直し、追加変更をしなければなりません。納期がありますので、変更に変更が重なれば、終わるものも終わりません。

 

また、デザインが確定し、図面を書いていく際、必ず不具合が出てきます。言い換えれば、アイディアした建物が施工できるものではないということです。こうなれば、再びデザインの修正、図面の書き直しとなります。

 

このように、一連のやり直しにより、納期や締切におされ、建築士は様々大変な思いをして仕事を完結させなければならないのです。

 

お客様への説明

 

建築士の1番大変なことは、お客様への説明だと思います。

 

プランや、建材、仕上がりのディティールまであらゆる建築に必要な打ち合わせをお客様と行うのが建築士の主な仕事です。また、打ち合わせを行った内容に沿って、構造や耐震性能を満たすかどうかのすり合わせも行わなければいけません。

 

さらに、現場では実際に作業をして下さる大工さん達におさまりの要望を伝えたり、建材メーカーとの価格交渉なども行う事もあります。多岐にわたる分野の情報を、建築士は担当者として一元管理し、お客様の要望通りに完成させる事が求められます。

 

しかし、様々な理由で、打ち合わせとは違う仕上がりになってしまったり、原価の価格がかさみすぎて追加価格が発生したり、お客様に納得してもらえない状況になることがよく起こります。お客様にとってはどういう事情で、要望通りにならないか、ということは関係ない事です。また、自分の説明不足で伝わっていない事もあります。

 

そういった状況にならない為にも、なるべく綿密な説明と打ち合わせを行いたいですが、建築には工期があることがほとんど。お引渡しに間に合わせるために十分な打ち合わせ時間が取れない事もよくあります。そのような状況の中でいかにお客様に理解して頂き、満足して頂ける建築をするかということはとても難しいことです。少しでもミスがあればクレームにも繋がってしまいます。

 

そのため、正確な打ち合わせとお客様へのご説明をする、という部分が1番大変なことだと思います。

 

建築士でもマンションや一戸建て等色々な分野に別れると思いますが、その中でも戸建ての注文住宅の場合はお客様と一から家を作り上げていくので、お客様との相性が合わなかった場合は最悪です。

 

経験を積んだら最初に合うか合わないかわかるようになりましたが、若いときはクレーマー気質のお客様に当たり、夜遅くまで話し合いや休日も容赦なく電話が鳴るので心身ともにかなり疲れました。

 

あとは建築士には休日はないと言っても良いかもしれません。こちらが休みでも現場は休みでは無いため、ミスやわからないとこがあるとすぐに電話がかかってきてしまうので、バカンス中でも怒られたりクレーマーだと怒鳴られたりとあまり心が休まりません。

 

それでも自分が作り上げた建物を見てお客様が喜んでくれる姿を見るとこの仕事をしていて良かったなと思えるので、またがんばれます。肉体的というよりも、精神的にたふではないとやっていけい職種だと思いますのでなかなか大変だと思います。

 

客の要望と安全面の両立

 

建築士として、苦労するのは、客からの要望を聞きつつ安全面も考えないといけないと言うことです。

 

例えば、お客様が、広いバルコニーを設置したいという要望が有ったとします。できるだけ広くして欲しい、そのデザインをおしゃれにしたいというリクエストに沿って、デザインを考えるのですが、今では耐震の関係も考えないといけなく、ある程度の妥協点を見いださないといけません、これが非常にしんどく、お客さまによっては、ここだけは譲れないというポイントも多く、ぶつかることが多々あります。

 

また、できるだけ予算枠に合わせた家を考えないといけなく、無茶な要望も有るケースが有るので、それを丁寧に納得させないといけません。

 

あと、個人的にかもしれませんが、締切近くのラストスパートでは非常に精神的にきついです。どうしてもギリギリの納期でせっていさせられ、締切に近くなるたびに胃がいたくなります。それだけ期待されているということですがキツイものがあります。

 

建築士とは施主の要望に答えつつ、法的なことや、環境問題、意匠性等の様々な問題があります。

 

私の経験上で大変な事と言えば、法的な事項を解決しながら、施主の要望に答えることでしょうか。

 

限られた予算の中で、意匠性を考慮しつつ施主とのやりとりを行う。加えて行政との協議や、施工管理などさまざまな要件があります。現代ではパソコン作業で効率化が図られ、業務のスピードが上がりましたが、以前は全て手作業。残業や休日出勤等は当たり前でした。

 

施主あっての建築士ですので、要望に答え、施主のイメージにあった建物を完成させることが全てであります。そのため、施工管理は少しでも妥協する事なく、完璧を要求するために、現場の作業員達とのコミュニケーションも忘れてはいけません。コミュニケーションが図られていないと、なかなか思い通りの出来栄えにならない可能性があります。

 

施主・行政・作業員と一つずつ問題をクリアして素晴らしい建物を完成することはとても大変な事ですが、言い換えれば、やりがいのある仕事とも言えます。

 

理想の仕事に就けない

 

苦労して建築士の資格をとってもなかなか理想の仕事につけないことです。

 

確かに建築士の資格を持っていれば優遇して採用してくれる会社はあります。しかしそこで設計の発案をさせてもらえるかというとそうでもなく、任されるのは簡単な事務作業ばかりです。専門的な会社でなければ、ただの事務員と変わらないと感じる方もいるかもしれません。

 

これでは建築士の資格をとったかいがない、設計の案件を受けてバンバン活躍したいという人には大いに不満だと思います。

 

1番設計の仕事をさせてもらいやすいのが住宅会社ですが、ここでも注目してもらえるのは一握り。常にクライアントの満足するよな図面を指定された予算内で生み出していく必要があります。その為にはデザイン性や機能の流行を通常業務に加えて勉強しなければならず、建築士という仕事に熱意がなければやっていけません。

 

この様に、選ばなければ就職先が見つかるものの、建築士として働きたいのなら相応の努力を要する職業と言えます。

 

図面を書くこと

 

建築士になり、10年以上になります。設計士としての経験も同年程あります。

 

経験と共に大変な事は変化してきた気がしますが、やはり何と言っても、図面を書く事です。物件の規模が大きくなる程、図面の枚数は膨大になります。書いても書いても終わらない、そんな事で徹夜を何度もした事がありますね。

 

図面を書くことが好きなので、設計士をしているのですが、好きだからずっとやっていられるかというとそんな事はありません。やりすぎるとだんだんきらいになってきます。

 

設計をして行く上で、大変な要素となるのは図面に正確に記入しなくてはいけないという背景もあります。昔に比べて、図面がCADで書かれるようになり、図面を書く事への効率性は格段に上がりました。しかし、今まで書くことがなかった次元の図面を、設計段階で書くという事実があるのも現実で、同じ規模の建物でも書く枚数が多くなっている傾向にはあります。

 

便利になるからといって時短になるとは限らない例ですね

 

難しいお客様に買ってもらった後

 

難しいお客様に買ってもらった後が大変です。

 

納得して設計し、家を作ったのに、後から色々と言われることがあります。後からいわれてもどーしようもないので、なんとか納得してもらえるように話すのがとても疲れます。

 

また同じ分譲地で建売などの見学会をすると、以前購入されたお客様が見学に来て、ここにこんなものがついてる、こんなにいい機能があるなど、自分達の家にはなかったグレードの良い所を探しては、文句を言って行く人がいます。大きな買い物をしていただいたので、文句も言いたくなるのはわかりますが、最終的に判子を押したのは自分なので、しっかり納得してもらいたいです。

 

新規顧客を捕まえるよりも、お客様のアフターフォローのほうが神経を使います。難しいお客様だと初めにわかればいいのですが、あとから態度が急変するお客様もいるのでなかなか難しいです。

 

建築士の資格を取るときに、好きに家を設計できる気がしていましたが、現実は難しいです。

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「お前に正社員は一生無理」

こういったパワハラを上司にされ続けた僕は、入社3か月目で転職を決意。絶対に見返してやると思いました。

現実は過酷でしたが。

  • 15社に書類送付
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  • 最終面接まで行ったのはわずか1社

でも、ある方法に気づいた結果、年商52億円企業の正社員として働いています。かつての僕のように傷のある経歴で苦戦している方のみご覧ください。

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