その仕事で一番大変なところ

商品企画で一番大変なところを経験者に聞いてみた

商品企画


商品企画はその名の通り、お客様が欲しいと思っている商品を考えて売り出す企画を考える仕事です。求められている商品を提供できたとき、実際に企画した商品が世に出ていることを目にしたときはやりがいを感じます。一方で、大変なことも多くあります。

 

最も大変なことは、お客様のニーズを理解し、そのニーズに合った商品を考えることです。

 

ニーズを理解するためにはアンケートや調査等により分析します。分析方法は多様で、時代の流れや時期にも大きく影響を受けます。この分析が間違っていると、適切にお客様のニーズをくみ取ることができないため、必要とされている商品を企画できなくなってしまいます。

 

また、お客様のニーズを理解できても、そのニーズに合った商品を提案しなければならない点も大変なことの一つです。アイデアを生み出すために視野を広く持つ必要があり、日々いろいろな商品を見て勉強しておく必要があります。

 

ニーズの分析と、そのニーズに合った商品の提案はやりがいであり大変な点です。

 


管理栄養士として、商品開発に関わった事があります。

 

大手食品会社の新商品開発という事で、上司からはメニュー名だけ与えられて特に大きな指示はありませんでした。でしたので、まずは市販で売られている商品を購入して市場調査をし、味の比較などを行いました。

 

5品ほど任されたのですが、オーソドックスなメニュー(サンドウィッチなど)だったので、まずはレシピを作る為に材料を購入して、一つ一つ材料を計量し、メモをして調理し、味見をして、微調整してレシピを作り直していくという作業の繰り返しを何度もしていきました。

 

会社だけでは時間が足りず、自宅に帰っても同じような作業をしていたので、プライベートと仕事の区別がつかないというか、家に帰っても仕事のことが頭から離れず、レシピ作りにも行き詰まり、夢にまで出てきてうなされることもありました。

 

自分の力だけでは柔軟な考えが浮かばず、自分のキャパシティオーバーなところに感じて精神的に辛く感じることがありました。自分自身はより良い商品を作りたい気持ちはあるのに、なかなか実際には成果が出せないのが悩みでした。

 

最終的にレシピと試作品を提出した時点で、上司からはオーソドックスなものではなく、他の商品と差がつくもの、ちょっと変わったものがよいという意向がありました。そこからまたレシピの作り直しです。

 

最初に、上司から細かな方向性の指示があれば、自身のレシピ作りの考えや視点も変わり、他社と差がつくようなものを作ろうという考えから入れたと思うのですが....。上司も味見をして考えが変わったのかもしれませんが、まず最初に細かくどういう商品を望んでいるのか、確認すべきだったと思います。

 

再び同じ作業を繰り返し、最終的にはレシピ案が通って現在は工場に任せている状態です。レシピが通った時に、それまでは一日中その商品の事が頭から離れない状態だったので、やっと解放されたというかホッとした気持ちになりました。

 

商品となって市場に出た時に自分の努力は報われた事や、商品になった喜びを感じられるのかなと思います。

 


わたしは、ベビー用品の商品企画、開発に携わったことがありますが、最も大変だと感じたことは、新しい商品、必要とされているであろう商品を思いつくことです。

 

当時は、自分に子どももおらず、世間のママやパパにどのような商品が必要とされているのかを、経験がなかった故に思いついたり、見つけることがとても大変だと感じました。

 

子どものいる会社から上司の話を聞いたり、プライベートで街中に出たときには、赤ちゃんと一緒に行動しているママやパパの行動を追い続けてみたりと、実際に子供を育てている人の言動を見るなどのリサーチを行いました。こうゆう時が大変なのかな、こんなものがあったら子育てがもっと便利になるのではないかな、など、常に脳内に商品企画のことを頭に入れておかなければなりませんでした。

 

そして、実際に企画、商品としてより良いものにしていく、と企画が進んだときには、実際にお子さんを育てている方からのモニターアンケート結果がとても重要になりました。

 


商品企画の仕事の大変なところは、企画立案から始まるので、どのようなものを作って売るかというところから始まります。

 

例えば、飲食店オーナーに対して、お店で使ってもらえる商品を、何か販売したいと企画する際、店側はどのようなものを望んでいるのかを、ある程度知っていなければなりません。飲食店オーナーとのある程度の繋がりがあり、意思疎通を持ちながらニーズを探るところから始まると思います。

 

ある程度、何を販売するかまとまってくると、次はいくらぐらいの値段で販売するか、決めることになると思います。販売する側は少しでも高く売りたいと思いますし、買う側は少しでも安く買いたいと思うので、価格設定がかなり難しいものと思います。

 

また、似たような商品が他メーカーから出ていれば、参考にしなければなりませんし、まとまった量を買ってもらえる話になればある程度の値引きも考慮しなければならないため、原価設定と販売価格の設定が頭を悩ませます。

 

売る側は、自分の扱っている商品に自信を持てる商品を常に販売したいものですね。

 

会議で承認してもらうこと


商品企画で一番大変なことは、企画した新商品を経営会議で承認してもらうことです。

 

理由は、経営会議に出席しているすべての取締役や部長たち経営幹部が、自分の感性で、新商品について「デザインが悪いから売上を作れないだろう」とか「どういう前提で消費者のリサーチをしたら、こんな商品が出来上がるんだ」などと意見を出されてしまい、経営会議ですんなり承認されたケースは一度もないためです。

 

企業は、既存の商品だけでは会社の売上を維持するのが困難と判断して、常に新商品の開発を行うわけです。しかし、一般消費者から受け入れられて、売上を獲得できる可能性は未知数であることから、経営会議の出席者は新商品に対して疑心暗鬼を抱くのです。

 

このため、経営会議で新商品の発売を認めてもらうことが、もっとも大変なことなのです。

 

実際、私も主婦向けのアプリサービスを開発し、経営会議に「新商品開発の件」という議案で上程したことが何度かあります。

 

しかし「こんなサービス誰が必要としているのか。アプリの仕様が甘いのではないか」とか「本当に主婦が必要としているのか。売上計画が甘いのではないか」などと意見を出されてしまい、結局、経営会議に3回同じ議案を上程してやっと承認されたことがあります。

 

本当に売れるのか否かは私にも断定できないため、経営会議で承認を得る作業は大変でした。

 


商品企画で一番大変なのは、営業プレゼンです。会社によって、商品決定の最終プロセスが異なるかと思いますが、弊社では営業プレゼンでの決定が最終となります。なので、営業が売れそうと思わない限り、商品化出来ないことになります。

 

そこで問題なのが、新しい商品への挑戦意識です。営業はどうしても、前の企画の後発品が欲しい傾向にあり、それで、前回これだけ売ったから、後継品でこれだけは売りを確保できるという計算をします。そうすると、企画ベースで新しい商品へトライしてても、結局は営業から却下が出て、商品化出来ないことになります。

 

デザインを起こすところから頑張って、売れそうだというマーケット情報をもって商品化を考えているのに、商品化出来ないのは悲しい限りです。

 

やっても、やっても、新しい事への挑戦が実らないという会社の形態にあるのは、この業務を行ううえで、非常に悲しい、かつ、一番大変なことなのかなと感じております。

 

データをそろえること


まず、一番大変なことは、仮説を立てる段階でのデータ、その商品が売れる環境があるのかわかるデータ、資料をそろえる事です。製造業のメーカーで、新商品といってもそこまで根幹の技術、製品の中身はかわりません。

 

その中で、新商品を企画するとなると、例えば最近では、サブクスに対応した商品開発を行ったときに、弊社の製品でサブスクとして出せる製品、改良したら出せる製品、顧客に必要となる製品、今の環境に求められる製品特長など、細かくデータで使ってくれる見込み数を、色々な研究文書、データ活用会社から入手して、仮説を立てました。

 

次に、数が集まって仮設を立てることができても、サブスクを使用している人の人数であったり、サブスクに興味があったり、ぴったしな製品の結果ではないデータなので、ここも見込み数値を盛って、資料を作ることから、やっと始まるかんじです。時間は、2週間程度〜1か月程度かかりました。1つの製品だけでなく、スペックによって、機種によって、データが求められたからです。

 

具体的に、給湯器や暖房機、湯沸かし器などをサブスクしようと検討し、見込み顧客などを算出しました。給湯器や暖房機、空調機などってサブスクしたい顧客は、データよりも少なく、本当に成り立つのか?との社内会議になって、まずはやってみようと事業をおこないました。

 

服であったり、コーヒーメーカー、水のレンタル、カーシェア的なもの、映像系のサブスクとは、何か求めている顧客のエンターテイメント性でサブスク事業は成り立っているように私自身感じまして、結論、弊社の製品では、まったく利益が上がる事業ではないとの結論になりました。

 

定額支払いのコンテンツならば、上手くいくと思うが、設備系の定額コンテンツは、空気清浄機とか滅菌発生器などは時代で需要があるかもしれないが、なんでもかんでも時代の売り方に合わせきれない部分もある事は理解していました。しかし、会社の方針で検討すべきとなり、やった結果が事業展開見送りでした。

 

その考えは正しいと思うが、初めから検討する事ではないと感じていた私からすると、ビジネスを考えだす人は金の稼ぎ方を知っているなとつくづく感じました。

 

試食


食品系の企画に参加していましたが、商品決定する上司の曖昧な言葉や態度にふりまわされていました。

 

一般受けしつつ繰り返し食べても飽きることなく、奇抜で見た目にも派手なもの、原価や品質、日持ち具合というような内容の指示がプレゼンするたびに言葉を変えて飛び交います。

 

そして食品の商品開発で一番大変な事は試食だと思います。もちろん商品を考える事も大変なのですが、サンプルを作っては試食、他社製品の試食、シーズンごとに販売される新作のためずっと試食の日々です、プレゼンするも一度ではまず通ることはなく、何度も何度も似たようなものを試食していくので何が正解で何が不正解なのかわからなくなります。

 

家に帰るころには食べ物を見るのも嫌になり何も食べることはありませんでした。

 

太っていく方もいるようですが、私の場合は痩せていってました。食生活と心労から胃がやられてしまい、このままでは続けられないと思い退職しました。

 

企画は閃きや才能だけではなく、努力と体力と胃袋勝負です。

 

差別化


製品開発ではマーケティングが開発のベースです。これを見誤ると開発後に悲惨なことになってしまいます。

 

製品開発の初期に行う結構神経を使う作業なのですが、マーケティングはアウトソーシングが大体可能なことと、自社で行う場合でもそのプロトコルが概ね整えられているため、作業自体はコンセプトやターゲット等の初期設定さえ決めてしまえば後は情報収集やデータ分析と言ったルーティンワークなのでそれほど大変には感じません。

 

むしろ大変なのは、既存製品との差別化です。市場内で競合する他社製品を如何に駆逐して自社製品の売上を延ばせるかが、開発の成否を決定する重要なファクターです。もし独占市場であればいいのですが、今の世の中で全く競合する製品が存在しない物など、そうはありません。

 

差別化での難しさには二つあります。一つは技術的な難しさ、もう一つはコスト面です。

 

競合製品を凌駕出来る性能(機能)を自社製品に付加するための技術が開発出来るかです。それともう一つは、如何にそれを低コストで達成するかです。素晴らしい性能を付加出来たとしても、それがべらぼうなコストでは仕方ありません。売れば売るほど赤字になってしまうような製品を開発しても意味がありません。

 

以前勤めていた企業では、血中のある成分を測定するための診断薬の開発を進めていました。同じ成分を測定するための他社の先発品は、測定結果が出るのに3分かかります。

 

そこで、迅速診断を売りに1分で結果が得られる製品開発を行うことが決定されました。1分という目標は達成出来たのですが、そのためには高価な資材が必要だったため、原価率が悪くなってしまい、結局、開発は中止に追い込まれてしまいました。

 

企画を盗まれないようにする


商品企画をパソコンで製作する前も後でも、大変なのが盗用みたいなことでした。

 

商品を企画する段階のアイデア、配色、柄、デザインなどの構想・打合せ段階から試作、商品化、展示会を経て納品、店頭に並ぶまで実はかなり時間を要します。もっとカジュアルで、スピーディーに簡単に作ってその都度納品に至るやり方もあります。

 

最初のデザイン、もしくは資料収集段階は重要な部分です。パソコン製作が一般的となった時に起きるのが、この段階でデータが抜きとられたり、改ざんされてしまう事でした。

 

社内でもややありがちなことですが、新しくて格好良いことは、先に目をつけてやったものが勝ちという事でもあります。ただし、大勢が目にするような会社であれば、状況はバレバレでもあり、無駄な社内競合は淘汰されるためそれほど問題は起きません。

 

しかし、不特定とまではいわずとも人の出入りの多い小規模な企画会社であると、ことは問題です。競合している人が出入りでもしていれば、見て持ち出しどころでなく、データ持ち出し、改ざんが多発することもしばしばです。

 

パソコンのハードディスクの進行中のデータはもちろん、バックアップのさらにバックアップまで、一斉に1週間前のデータに変えられていた時の衝撃は、殺意を憶えるくらいです。または、無事発注までこぎつけたデザインがなぜか直前に無に帰すなど、不可解なことも多く、サンプルみたいに自宅の私物まで消えている…。

 

気のせいや思い違いでは済まないくらいの事が多発しており、非常に迷惑でした。

「お前に正社員は一生無理」

こういったパワハラを上司にされ続けた僕は、入社3か月目で転職を決意。絶対に見返してやると思いました。

現実は過酷でしたが。

  • 15社に書類送付
  • 書類選考に通ったのは4社だけ
  • 最終面接まで行ったのはわずか1社

でも、ある方法に気づいた結果、年商52億円企業の正社員として働いています。かつての僕のように傷のある経歴で苦戦している方のみご覧ください。

続きを読む