その仕事で一番大変なところ

本サイトにはプロモーションが含まれています

造園工で一番大変なところを経験者10人に聞いてみた

害虫


造園工の仕事で大変なことは、害虫との戦いだと思います。

 

春から夏になると、見たこともないような害虫が現れて、それは毒を持っていることもあるので気をつけて作業をしていないと刺されたり触れたりすると大変なことになります。

 

作業中にそういう害虫を見つけたら、今度はまず害虫駆除の薬を撒かなくてはいけません。その害虫駆除の薬の散布時も薬品がきついので気をつけていないと自分の命にもかかわります。

 

普通に見たことのないような害虫が居る可能性も考えながら油断せず仕事をしなくてはいけません。脚立に登って足場の悪い所での作業中、そんな害虫がポトポト落ちてきて刺されでもしたら、ダブルの命の危険にもさらされることになります。

 

仕事自体の技術の大変さとまた違い、予測不可能な虫との戦いになるので、常に素手や肌を出さないようにしつつ、命に関わるため、どのような虫が害虫で毒を持っているかの勉強もしておかなくてはいけないと思います。

 


造園工の仕事の中で一番大変なことはと問われるならば、ハチに刺される危険性が普通一般の仕事に比べて極めて高いことだと思います。

 

生垣を刈り込む際などにトリマーと呼ばれる機械を使用して作業するのですが、よく生垣の中にハチの巣があることが多く、刈っていると突然ハチの巣が目の前に現れて中からハチが大量に飛び出してきて一斉に攻撃を仕掛けてきます。

 

確率としてよく遭遇するのはアシナガバチで、刺された場合は患部が腫れてその部分の動作がしづらくなります。腫れ自体はは1週間ほどでひくのですが、刺されて3日目くらいからは患部周囲に痒みがともないます。

 

またアシナガバチに刺されるのが2回目以降の場合は極稀にアナフィラキシーショックが起こりうることもあるので注意が必要です。

 

そしてアシナガバチより厄介なのがご存知スズメバチです。このハチに刺されようものなら命の危険もあるかと思うくらいの事象なのですが、造園工をやっている人ならば1度や2度はその危険に遭遇しかけたことは必ずあると思います。

 

とにかく造園工はハチ対策が一番大変だと思います。

 


造園工で大変なことは夏での現場作業です。

 

真夏で猛暑の中での8時間以上動きっぱなしの作業で、除草したり伐採したりで、体力気力の限界にくる作業です。真夏は熱中症を何回もおこり倒れることの繰り返しです。水分補給と思い何本も1リットルのスポーツドリンク持って行ったり、塩分補給の塩飴などで補いますが間に合いません。OS1なども飲みますが、熱中症はその日で治ることはないです。

 

あとは、蜂など毒がある虫との奮闘もあります。スズメバチに近づきたくなくても、仕事上スズメバチがいるところがほとんどで、何回か刺されたりします。刺されたら野球のグローブをはめたように真っ赤にパンパンに腫れ、一日中ズキズキとした痛みがあります。2回くらい刺されると命の危険があるため注意しながら仕事しないといけないです。

 

毛虫でチャドクガも要注意で、サザンカや椿の葉の裏にビッシリいることが多いので、少しでも毛虫の粉や触れたら全身赤くなり、痒みと湿疹だらけ。

 

夏で植物の開花時期、虫の活動期が重なった時が一番大変です。

 

収入が不安定


造園作業は、雨が降ると何も作業ができなくなります。日給制なら給料がかなり減るため生活不安定になり、天気に左右される大変な仕事です。

 

経費に関する無理解


諸々の経費がかかっていることを理解してもらえないことが大変です。ただ道具を持って現場に来て、作業して片づけをして終わるくらいであるという認識を持たれており、仕事の依頼先がその認識では支払っても良いと感じる額も低いです。

 

目に見える人件費だけではなく、使用する車両や道具を一式揃えるには初期投資として金がかかりますし、メンテしながら使っていくために少なからずランニングコストがかかります。

 

そして、特別な作業をすれは人件費にプラスして技術料がかかることが世間では普通ですが、なかなかその理解を得ることができません。別業種の例では、ヘアサロンで見習いの子の人件費と人気があるカリスマ美容師の人件費は違うのは一般的ですが、それを造園業者に置き換えると、ただのオジサンにそれだけの費用は発生するのか?と思われがちです。

 

さらには、相手にするものが天候や病気にかかることもあり、人間の努力だけでは成立しません。しかし、成立させるには努力は必要です。そのあたりの不測の事態に対するリスクに見合った費用の表現が難しいです。

 

そして、個々の技術や能力以外に、業界全体として問題があります。それは、電気・ガス・水道や道路や橋などは絶対に必要で初期費用もメンテ費用も理解されていますが、造園については不景気になると真っ先に削られる=削ってもいい費用 という認識を持たれている業種です。そこに支払うべき費用に付加価値を持たせることが難しいという問題を抱えています。

 

これらの経費に関する理解を得ることが一番大変です。