その仕事で一番大変なところ

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整体師で一番大変なところを経験者10人に聞いてみた

客対応


私は24歳です。2年ほど前まで、整骨院で整体師をしていました。周りには、5年以上のベテランの方が、多く、毎日大変でした。

 

なによりも大変だったのは、年配のお客様です。若い方であれば、ある程度の力加減の幅で、対応できますが、年配のお客様は別です。少しでも力加減を間違えると、痛み、肌が真っ赤になって、ずっと痛みが消えないなどという苦情発生になってしまいます。

 

私が1年間ほど、対応していた常連のお客様がいます。年齢は58歳で週に3回ほど通院されていました。初めての治療の際に私が対応し、喋ってくれる人がいいから、出来ればあなたがこれから対応してくださいと言われ、対応を続けていました。はじめの頃は、特に問題はなかったのですが、半年ほど経ったくらいから、問題がどんどん出てきてしまいました。

 

まず一つは、やはり力加減です。通院されるたびに、力加減を、設定していきながら、その日のコンディションに合わせて治療していきました。

 

そして、もう一つは、会話です。ご年配の方は、すごい喋ります。治療するだけでも大変なのに、会話までついてくると、ふとした時に、手が止まることがありました。

 

治療中は、頭も体もぐるぐるで、毎日疲れ果てました。

 


私は他の整体院に比べて、値段が高めの整体院になるのですが、安い整体院と比較をされるため「なぜ値段が高いのか。」と言うことを話したり、「長く時間をかけてくれないのか。」と言うクレームを頂いたりすることがあります。

 

私の治療院では、リラクゼーションやリフレクソロジーなどと言った慰安的な治療ではなく、1人1人に合わせ、その症状を治すための治療をしていますのでそのような患者さんは正直なところ求めていないのです。

 

具体的なエピソードとして年配の女性がいらっしゃり、「肩こりがあるので治して欲しい。保険治療内でお願いします。」と言われたのですが、そのような場合は保険治療が出来ません。何度も何度も伝えてはいるのですが、「他の所では使えた。」や「なんで使えないんだ。」と言われてストレスが溜まります。

 

現在ではしっかりとコンセプトが出来上がっていますのでそのようなことはありませんが、他の整体院でも起こり得るエピソードであり、大変だと思っている方はきっといらっしゃると思います。

 


整体師というのは国家資格がなくてもなれる職業です。そのため整体師になることは難しくないのです。しかし、難しくないことが逆に整体師という仕事を大変にしている要因があるようです。整体師の仕事が大変な理由の一つに患者からのクレームがあります。

 

なぜクレームがつきやすいのかというと、特別な国家資格が必要ではない職業であるため、クレームをしやすい面があるかもしれません。また整体師の施術を受けに来る人は、病院に行っても治らないという理由で来る場合が多いです。

 

例えば、腰痛で一般の病院に行って原因不明と診断された人が、整体に来ることが多いのです。病院から原因不明と言われたら、他に選択肢はあまりありませんから、整体に行ってみようという考えになるのでしょう。

 

病院から原因不明と言われた人を、整体師が施術するとなると、かなりのプレッシャーになるでしょう。しかも、特別な国家資格がない人が施術するのですから、かなり大変な仕事内容になります。クレームが多くてもしょうがない面があります。

 


整体師として1番大変なことは、患者の体のことを知り尽くすことと、患者とのコミュニケーションです。

 

患者の体の作りはそれぞれ異なります。例えば筋肉のつきかたや骨格のおおきさ、歪みは人それぞれです。

 

整体師の役割としては、人間の体がもつ本来の自己修復の機能を整体によって回復させることです。治療の仕方のセオリーはあるものの、患者一人一人の状態は異なりますので、体の状況を知り、その患者にあう治療をしていかねばなりません。

 

さらに患者から情報を引き出すことも大事なことです。これは患者の状況を知る目的に加え、新たな患者が来院された場合の知識把握という目的もあります。

 

このように、患者とのコミュニケーションを通じて得られるものはたくさんあります。

 

この患者を知り尽くし、コミュニケーションをとることは、整体師にとって非常に重要なことであり、大変な労力がかかりますが、これを労力惜しまずにやることにより、一流の整体師になれるのです。

 

集客


整体師として1番大変な事は集客でした。

 

整体師として活躍を始めた頃は、まだサラリーマンで、副業として始めました。その頃は知人や知人の家族や知り合いを中心に施術し、週2日の副業で月に7〜8万円を稼ぐことが出来ました。

 

その時に本業で開業すればかなり稼げると思い。数か月後には会社を辞め、出張で整体院を始めました。

 

整体院を始める前にプロにホームページを作成して頂き、自分でチラシを作り、かなりの枚数をポスティングし、開業日には予約が殺到するだろうと期待に胸を膨らませていましたが、初日どころか、3か月絶っても1件も予約が入らず、しまいには副業時代に獲得したお客さんも1人また1人と整体から離れていきました。

 

ちなみにホームページやチラシからの反応があったのは、半年程経過してから。しかも、出張範囲を記載しているのにも関わらず、車で2時間はかかる他県のお客様からの予約でした。1人でもお客が欲しかったのですが、あまりにも割に合わないので、丁寧にお断りしました。

 

その後もポスティングの内容を変更し、お客にとって利用しやすい内容と料金設定や整体の無料体験。紹介制度で施術料半額。無料体験後の施術料半額。出張料無料…思いつく限りの知恵を絞ってみましたが、全く予約が入りませんでした。

 

考えてもみれば、知人や知人の知り合いは、私を信用してくれているから、お客になってくれたのだと思います。ホームページやチラシを見た人はどこの誰だかわからない人に医療費より高額な整体を受けてみようとは思わないのだとつくづく思いました。

 

今はサラリーマンに戻り。また、副業で整体を再開しました。

 


「整体師の仕事で一番大変なことはなんですか?」という質問ですが、私が感じた大変な事は、「患者(お客様)の集客」です。

 

私自身、何人も施術を行ってきて、「痛みを取る」や「正しい姿勢に戻す」という事には自信がありますが、「整体師は柔道整復師(整骨院の先生)と違って保険が使えないので、料金が高くつく・・・。」という理由でお客が離れていきます。

 

私は「オリンピック選手のトレーナーをされていた整体師」の弟子として整体の勉強や整体師のビジネスについて学んできましたが、実際に整体師として整体院を開業すると、うまく集客ができませんでした。

 

だから、人の集まりが多いのと健康に対して興味がある方が多い場所の「スポーツクラブ(フィットネスクラブ)」の場所で「パーソナルトレーナー」という分野で携わることができました。そこでは、スポーツクラブ(フィットネスクラブ)の会員様(お客様)が、「健康について興味がある方」が多かったので、集客もしやすかったです。

 

このように考えると、「整体師の仕事で一番大変なこと」は、「CM(宣伝)」だと感じ思いました。

 

体力勝負


整体師の仕事はいわゆる「体力」勝負という大変な仕事です。ここでは大きく2つの「体力」が必要といえます。

 

1つ目の「体力」は、患者の体をほぐし治療する体力です。整体を受けたことがある人は分かると思いますが整体では指の力だけでなく、場合によっては整体師自身の体を使って患者の体をほぐします。これを1日に複数の患者にするわけですから、トータルでいかほどの体力が必要かということが理解できるかと思います。

 

2つ目の「体力」は、長時間の勤務に耐えることのできる体力です。患者のライフワークの多様化に伴い、整体院の受付時間も長くなってきました。整体師として生活するためには多くの患者を治療しなければなりません。患者あってのものなので受付時間を長くし患者を逃さないようにすることも必要ですが、患者の少ない時間帯は手間時間が長くなるというデメリットもあります。

 

手間時間も休めず疲れがたまることからそういったことに耐えることのできる体力が必要です。

 


整体師としてリラクゼーションサロンで働いていますが、一番大変なことはお客様にひっきりなしに対応しなければならないということです。

 

サロンでは、一人のお客様を一人の整体師が施術します。施術の前には受付、会計、部屋(ベッドやタオル、お客様の着替え)の準備、案内、カウンセリングなどがあります。施術が終わればフィードバック、部屋の片づけや洗濯物の管理、カルテの記入なども行わなければなりません。

 

他にも予約の電話やネットの予約管理、金銭管理やカルテの管理など、お客様の体をほぐす以外にも色々な雑務をこなさなければなりません。

 

なので、ひっきりなしにお客様の予約が入っていると、対応と雑務に追われて大変なのです。

 

どのくらい大変かと言うと、9時間拘束の勤務時間の間に、休憩として座って休む時間がとれないくらい大変です。施術の合間に水分補給とトイレだけで、ご飯はおにぎりを少しずつつまむだけということもあります。ギリギリの時間で予約を詰めて入れられるので、休憩時間すらままなりません。

 

ある日は、お客様の数が多く、みんながみんないっぱいいっぱいの日がありましたが、その時は雑務が残ってしまって閉店後に時給もつかないのに1時間ほど残業になってしまったこともありました。

 

整体師としてリラクゼーションサロンで働く時には、こういった大変さがあります。

 

腰痛


整体師の仕事はお客様の疲れを解消するとてもやりがいのある仕事ですが、大変なこともあります。

 

まず、施術中は中腰のような体勢になってしまうため、腰への負担が大きくなります。忙しい整体院ではほとんど一日中施術をしっぱなしということもあり、長時間腰に負担が掛かってしまうことになります。

 

お客様の疲れを解消する立場にある整体師ですが、慢性的な腰痛やぎっくり腰、坐骨神経痛など、自身の腰の痛みで悩んでいる人もたくさんいます。整体院が流行っていることは嬉しいことですが、同時に自分の体のメンテナンスもきっちりと行う必要があるのです。

 

また、施術中は一人のお客様と接する距離が近く、一緒にいる時間が長くなるため、風邪やインフルエンザなどが流行る季節も注意が必要です。お客様の中には施術中ずっと咳をしている人もいます。万が一インフルエンザがうつってしまった場合は仕事を休まなくてはならず、これは体が仕事道具の整体師にとっては致命的なことなのです。

 

カウンセリング


整体師の仕事の中で、最も大変で難しいのはお客様の本当の要望をくみ取る事。それには「高い水準のカウンセリング力・観察力」が欠かせないという点です。

 

実は施術そのものよりも施術前のカウンセリングによって、満足度の7割くらいは決まってくると言われています。

 

それは何故かと言うと、例えば腰痛を訴えるお客様は毎日たくさん来店されます。しかし同じ「腰が痛い」という症状を訴えていたとしても、症状(主訴の箇所・痛みの度合い等)や要望(例えば痛みをなくしたい、動きを良くしたいなど)は一人ひとり違ってくるはずです。

 

それを見極めるための情報を、お客様との対話・身体の状態の観察を通して集め、最適な施術プランを考えてから施術を始めます。

 

この作業が十分に出来ていなかったり、整体師のカウンセリング力や観察力が不足していると、全くお客様の希望に合わない施術をしてしまう。その結果、お客様が不満をもったまま帰ってしまうという事にも繋がりかねません。

 

カウンセリング力・観察力を身につけるためには、実際にお客様の施術に入って場数を踏むしか方法がありません。整体師として絶対に必要とされるスキルであるにも関わらず、効率的に身につける近道は存在せず、徐々にしか身についていかないのです。

 

そのため、特に新米の頃は「施術の1回1回が常に修行」といった意識を持って、「少しでも多く、お客様の要望を読み取れるように」常にセンサーを働かせ続ける必要があります。